[III-308] 粒子破砕によって生じる細粒分が砂の非排水せん断挙動に与える影響
キーワード:砂、定常状態、粒子破砕
せん断中の粒子破砕は砂の定常状態に重大な影響を与える。本研究では初めに排水三軸試験を行い、試験結果から粒子破砕による細粒分の発生量を予測するモデルを作成し、骨格間隙比を用いることで、砂の粒子破砕による細粒分の増加が定常状態線に与える影響について調べた。また既存の砂の構成則を用いて粒子破砕がない場合の非排水せん断挙動を予測し、粒子破砕がある場合と比較した。その結果、せん断中の粒子破砕による細粒分発生量は鉛直方向の変形に関する単位体積当たりの仕事と線形関係にあり、構成則の比較から非排水せん断変形中のせん断抵抗や定常状態での強度は粒子破砕によって低下することが定量的に表現できた。
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