令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

凍結・凍土

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 III-2 (幸町北4号館 412講義室)

座長:髙野 保英(近畿大学)

[III-326] 細粒土の凍上性が凍結中の未凍土部分における透水係数に与える影響

*廣瀬 剛1、伊藤 譲2、石川 達也3、赤川 敏4、所 哲也5 (1. 奥村組土木興業、2. 摂南大学、3. 北海道大学、4. 低温圏工学研究所、5. 苫小牧工業高等専門学校)

キーワード:凍結融解、細粒土、透水係数、人工地盤凍結工法、乾燥収縮ひび割れ、アイスレンズ

福島の凍土遮水壁(FEW)は,原子炉建屋内に流入する地下水を減らし,汚染水発生の抑制を目的とし,建屋内の汚染水漏水対策完了まで維持管理される.維持管理中は,FEWを一定厚にするため,凍結面が固定されて凍土でアイスレンズが発生し,未凍土で脱水圧密により乾燥収縮クラック(SC)が生じ,SCが水道となる水流の発生が懸念される.本研究ではAGFを模した実験装置を開発し,凍上性の異なる2種類の細粒土で凍結中の凍結面前面の未凍土の透水係数を測定した.実験の結果,凍上性の高い土では凍結中の未凍土の透水係数が凍結前よりも大きくなった.一方,凍上性の低い土では凍結面中と凍結前の未凍土の透水係数に違いはなかった.

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