令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

数値解析

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 III-6 (幸町北4号館 423講義室)

座長:高山 裕介(日本原子力研究開発機構)

[III-558] 海底地すべりによる正断層群の形成過程に関する数値解析的検討

*山田 英司1、河村 精一1、野田 利弘2、中井 健太郎2、浅岡 顕3 (1. 中部電力、2. 名古屋大学、3. 地震予知総合研究振興会)

キーワード:海底地すべり、正断層、続成作用、弾塑性、土の骨格構造

骨格構造概念に基づく土の弾塑性構成式SYS Cam-clay modelを搭載した水~土骨格連成有限変形解析コードGEOASIAを用い,固結状況が異なる水平堆積した海底地盤が傾斜する際の挙動を調べた。地盤が堆積した後の続成作用に伴う固結の進行によって強度が増加することに着目し,堆積完了時の状態を基準とする。続成作用中,土粒子実質部分は変わらず,セメンテーション等により土の骨格構造が発達すると考え,固結状況の違いを土の骨格構造の発達度合いの違いとして表現した。海底地盤が傾斜する際,未固結状態や固結状態では正断層は形成されないが,その間の状態でリストリックな正断層群が形成されることが分かった。

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