公共交通

[IV-05] インタビュー調査に基づく地域主要施設利用者の居住域と既存公共交通網の比較分析

*大和 傑¹、西内 裕晶¹、岡田 渓佑²、西尾 拓哉³ (1. 高知工科大学、2. 高知工科大学大学院、3. 田野町役場)

キーワード：地域公共交通、コミュニティバス、高知県安芸郡田野町、移動需要、公共交通整備、インタビュー調査

本研究では，高知県安芸郡田野町の主要施設利用者を対象としたインタビュー調査から利用者の居住域と交通行動を可視化し，既存公共交通網と比較し，現状の公共交通整備と住民の移動需要との差異を示し，移動需要に沿った交通サービスを検討した．

田野町では，地域住民の移動支援を目的にコミュニティバスを導入したが，利用状況は芳しくなかった．状況改善のため，インタビュー調査により住民の交通行動を可視化し，公共交通網と比較した結果，田野町内における移動の総量と相応の規模の移動が，隣接自治体から発生していた．田野町周辺地域における持続可能性の高い地域公共交通として，自治体を限定しない交通サービスへの改善を検討した．