令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

公共交通

2019年9月3日(火) 08:40 〜 10:10 IV-1 (幸町北4号館 428講義室)

座長:宮崎 耕輔(香川高等専門学校)

[IV-07] 旅客通路を想定した仮想空間における吊り下げ型サインの視認性評価

*太田 耕介1、江守 央1、佐田 達典1 (1. 日本大学)

キーワード:サイン、視認性、仮想空間、コンコース、シミュレーション

首都圏のターミナル駅は2020年を見据え、サインの体系的な整備に向けガイドラインが作成されている。その中には、歩行者交通の混雑によってサインが視認できなくなる懸念や移動制約者にも配慮すること等が記載されている。サインに関する研究手法は、実空間における歩行実験が主体であるが、この手法では歩行者交通の混雑を評価範囲とできない。また、歩行者の種別に応じた分析が困難となる課題も有する。上述した課題を捉えるため、本研究は仮想空間にて歩行者交通シミュレーションを行うことで吊り下げ型サインの視認性を評価した。その結果、吊り下げ型サインは歩行者交通が混雑した空間においても高い視認性があることを明らかとした。

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