令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

避難行動・計画 (2)

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 IV-2 (幸町北4号館 432講義室)

座長:中居 楓子(名古屋工業大学)

[IV-132] 斜面災害発生確率の時系列変化に基づく通行規制基準値の設定

*橋詰 遼太1、二宮 陽平1、堤 浩志2、小濱 健吾1、貝戸 清之1 (1. 大阪大学工学研究科、2. 西日本高速道路株式会社)

キーワード:斜面災害、通行規制、高速道路、ハザードモデル

高速道路における通行規制基準に着目し,斜面災害発生確率を基にした規制基準値の設定手法を提案する.ハザードモデルを援用し,雨量データ,斜面特性,斜面災害の発生履歴を用いた斜面災害発生確率の時系列変化を求める.規制基準値には斜面災害発生確率を採用し,規制未実施時に斜面災害が発生したときの期待被災台数と規制時間を指標として設定する.期待被災台数と規制時間を同時に最小化することはできないため,現行基準による規制よりも期待被災台数と規制時間が大きくならないような規制基準値の範囲を提案する.通行車両の被災のリスクと規制時間の双方を低減することが可能となる.

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