観光

[IV-35] 旅行者の気質が情報利用と行動変更に与える影響に関する研究

*藤田 和己¹、中村 文彦¹、田中 伸治¹、有吉 亮¹、三浦 詩乃¹ (1. 横浜国立大学 交通と都市研究室)

キーワード：観光交通行動、類型化

観光客の増加に伴い，混雑や渋滞に伴う交通機関の利便性低下が問題となっている地域が増えている．混雑の解消には観光客の集中の分散が有効な手法であり，情報提供による誘導が注目されている．いっぽう，効率よく誘導するためにどのように情報を提供すればよいのかという点に関しては明らかになっていない．
旅行者を類型化する手法は多くの研究で提案されているが，旅行者の数を増やすことに主眼を置いたものが多く，混雑の分散という前提から移動情報の利用に着目して類型化を行った研究は少ない．そこで，本研究では移動情報の利用に着目して類型化手法の提案を行い，現地での行動記録調査による検証を行った．