令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強(材料)(4)

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 V-5 (幸町北5号館 第4会議室)

座長:山本 貴士(京都大学)

[V-163] ひび割れ注入材として用いた塩分吸着型エポキシ樹脂の塩分吸着及び鉄筋腐食抑制効果の検証

*千賀 年浩1、山口 明伸2、審良 善和2、横山 大輝1、東 雄介2 (1. 日本国土開発、2. 鹿児島大学)

キーワード:エポキシ樹脂、補修、塩化物イオン、塩分吸着剤、塩害

塩害環境下にある塩害劣化したRC構造物は,一般に補修が施されるなか,初期欠陥等のひび割れの補修はひび割れ注入工法が採用されるケースが多いが,ひび割れ内部の既存塩化物イオンの影響により補修後の再劣化が懸念される.著者らは「塩分吸着型エポキシ樹脂補修材」を開発し,この補修材をひび割れ注入材として適用すれば,既存塩化物イオンを吸着し鉄筋腐食の抑制が期待できる.そこで,本研究では塩分吸着型エポキシ樹脂をひび割れ注入材として用いた塩分吸着及び鉄筋腐食抑制効果を検証した.その結果,塩分吸着型エポキシ樹脂はひび割れ部に浸透した塩化物イオンを吸着し,その後の鉄筋腐食の進行を抑制する可能性が確認された.

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