[V-167] 環境作用に応じたコンクリート構造物表面の塩分定量化に関する基礎的研究
キーワード:塩害、飛来塩分、環境作用、降雨、模型実験
コンクリート構造物の塩害劣化予測解析を正確に行うためには,その境界条件となる構造物表面での劣化促進物質(飛来塩分)の分布を把握しておくことが重要である.本研究では,沿岸に設置されたコンクリート構造物の各部位表面の塩分量を定量化するために,海岸近傍の環境作用を再現した模型実験を実施した.さらに,構造物表面の水分や塩分量の分布に影響を及ぼす構造物表面への降雨の作用について予測解析を行った.その結果,到達塩分量は構造物の各部位で差があり,到達塩分量の大きい部位表面では降雨による洗い流し作用が生じる可能性があること,本検討の模型形状の違いでは到達塩分量に大きな差は見られないことが示された.
講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。