[V-230] PCケーブルが破断した妙高大橋の解析検討
キーワード:維持管理、PC連続箱桁、FEM解析、PCケーブル詳細調査、載荷試験
妙高大橋は,昭和47年当時の最新技術であるプレキャストセグメントカンチレバー工法により架設され,約46年間供用されてきた.平成21年にPCケーブルの破断が確認され,現在架替えを進めているが,その間モニタリング等を強化し管理している.本稿では破断や腐食等の変状進行を想定したFEM解析により,耐荷性能等に与える影響について確認した.その結果,①死荷重状態では,PCケーブルが50%破断してもひび割れ発生による剛性低下は生じない.②120t静的載荷時では,破断が進行すると,ひび割れ発生領域が急増し剛性低下が生じる.③現況損傷想定の終局時では耐荷力が約半分に低下する.等の知見が得られた.
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