令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

構造物調査・診断 (3)

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 V-7 (幸町北6号館 621講義室)

座長:上原子 晶久(弘前大学)

[V-233] 電食試験と実構造物の鉄筋腐食量とひび割れ幅の関係

*峰沢 ジョージヴゥルペ1、室山 拓生1、三反畑 勇1 (1. 安藤ハザマ)

キーワード:電食試験、RC構造物、劣化予測

RC 構造物の劣化診断,劣化予測技術の開発が本格化しているが,RC 構造が喪失されるような鉄筋を含めたサンプリングが困難であることなどから,実構造物の腐食鉄筋について,定量的な要因分析は進んでいない状況である.本論では,現地でサンプリングできた海上桟橋のRC 床版のサンプルを用いたひび割れ・腐食量調査と室内でのRC 部材の電食実験の結果を比較し,目視で確認できるひび割れ状況と,内部の鉄筋腐食量の関係について比較検討を行った.その結果,今回実施したした電食試験の結果及び現地RC床版ブロックともに,生じたひび割れ幅に対し腐食量が小さい傾向であるが既往研究の結果と概ね一致した.

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