令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

凍害

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 V-1 (幸町北4号館 433講義室)

座長:小山田 哲也(岩手大学)

[V-248] 3 年間暴露された LPC-FA 系コンクリートブロックの 圧縮強度とスケーリング抵抗性に関する考察

*川守田 祥吾1、庭瀬 一仁1 (1. 八戸工業高等専門学校)

キーワード:凍害、圧縮強度、スケーリング、低熱ポルトランドセメント、フライアッシュ

寒冷地では、凍結融解作用により表層部の劣化が散見されている。凍害は、塩化物イオンの侵入による塩害との複合劣化となる。
 本研究では、低熱ポルトランドセメントとフライアッシュを併用したコンクリート(LPC-FA系コンクリート)の各材齢におけるスケーリング試験及び圧縮強度試験の結果から、塩化物環境下におけるスケーリング低減対策の開発を検討した。
 圧縮強度では、W/B75%においても十分な強度を有していることが確認された。この結果は、スケーリング試験と整合する結果である。そのため、凍害の劣化低減対策には、組織の緻密化が重要であり、LPC-FA系コンクリートは実用可能性を十分に有すると考えられる。

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