令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

凍害

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 V-1 (幸町北4号館 433講義室)

座長:小山田 哲也(岩手大学)

[V-252] 凍害を受けたコンクリート構造物の補修方法

*菅原 寛文1 (1. 東日本旅客鉄道株式会社)

キーワード:鉄道構造物、凍害劣化、再劣化、補修

北海道,東北地方のコンクリート構造物には,凍害による変状が多く発生している。JR東日本盛岡支社で管理している岩手県、青森県においても多くの発生報告がある。凍害による変状が進行すると劣化部の剥離・剥落によってコンクリート断面が減少し、構造性能の低下に至る場合もある。凍害を受けたコンクリートの補修については、多くの場合、断面修復による復旧を実施しているが、再劣化が生じる事例が多くみられた。本稿では、過去に実施した補修方法による再劣化の原因を現地調査で確認し、その原因を受けて実施した再劣化しにくい補修方法の施工から5年経過した状況について報告する。

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