[V-255] 部材接合部に着目したプレキャストPC柱部材の力学挙動に関する解析的検討
キーワード:プレキャスト部材、PC鋼材の付着状態、有限要素解析、界面要素
PC構造物の建設の際,工期短縮や省力化等を目的として,プレキャスト部材を用いたプレキャスト工法が採用されることがある.プレキャスト部材により構成される柱部材の場合,曲げモーメントが大きくなる箇所で回転変形が生じるため,部材の接合部における挙動を適切に考慮する必要がある.そこで本研究では,プレキャスト部材の分割数およびPC鋼材の付着状態をパラメータとして行われた,PC柱部材の静的正負交番載荷実験の結果を対象とし,有限要素解析による再現解析を試みた.その結果,PC鋼材の付着の有無を2種類の鋼材要素を用いて表現することで,付着状態により異なる最大荷重の傾向をある程度の精度で評価可能なことが示された.
講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。