[V-257] 異形鉄筋をずれ止めとして用いるハーフプレキャストはり部材のせん断載荷実験
キーワード:ハーフプレキャスト、接合、鉄筋、せん断、ずれ止め、ダウエル作用
ハーフPCa部材の合理的な設計のためには,その接合面が部材性能に及ぼす影響を正しく評価することが重要である.そこで,異径鉄筋を接合面のずれ止めとして用いるハーフPCaはりのせん断力挙動に鉄筋諸元が及ぼす影響を調べるため,また,この接合面の構成則を組込んだ構造解析の検証用のため,せん断載荷実験を行った.その結果,接合面のせん断抵抗がずれ止め筋のみによる場合,鉄筋径に伴い耐力は増加し,ずれ止め筋位置の接合面のずれ変位挙動と部材の載荷点変位の挙動はほぼ相関した.したがって,ずれ止め筋のせん断力−ずれ変位関係,せん断耐力の正しい評価がハーフPCa部材の挙動評価に必要である.
講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。