令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

防食 (2)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 V-6 (幸町北6号館 611講義室)

座長:小林 浩之(ナカボーテック)

[V-316] 海岸近傍における高耐候性鋼材(LALAC®-HS)の適用性評価

*三浦 進一1、塩谷 和彦1、加藤 真志1、藤原 良憲2 (1. JFEスチール株式会社、2. 独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構)

キーワード:高耐候性鋼、海岸、飛来塩分、腐食予測

近年,鋼橋では,ライフサイクルコストを考慮した防食対策として耐候性鋼の無塗装仕様が多く用いられている.JISに規定された耐候性鋼SMAの適用目安である飛来塩分量(0.05 mdd)を超える高飛来塩分環境用途にはニッケル系高耐候性鋼が開発されており,既に多数の架橋実績があるが,Ni含有量が1~3%程度と多く,コスト高の要因となっている.そこで本報では,この課題解決に向けて開発された新しい高耐候性鋼材(LALAC-HSに関して海岸近傍において適用性を評価した.その結果,LALAC-HSは日本海Iの海岸近傍においてJFE-ACL Type1とほぼ同等の腐食減量となり,良好な耐食性を示した.

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