[V-318] 暴露試験と促進試験によるコンクリート内部のステンレス鉄筋の耐食性評価
キーワード:ステンレス鉄筋、塩害、腐食、暴露試験、促進試験
ステンレス鉄筋を用いたコンクリート試験体の暴露試験と促進試験を行い,鋼種の違いによるステンレス鉄筋のコンクリート内部での耐食性の差を検証し,その差を評価するための促進試験方法を検討した。コンクリート内部のステンレス鉄筋は優れた耐食性を有し,特にSUS316とSUS304では,塩化物イオン濃度が15〜25 kg/m3の場合,更にはひび割れを導入した場合においても,断面欠損を伴う腐食が生じなかった。また,乾湿繰返しによる促進試験を行うことによって,鋼種の異なるステンレス鉄筋のコンクリート内部での耐食性の差を短期間の簡易な試験で評価できること,暴露試験と同傾向の評価結果が得られることを確認した。
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