令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

新材料・新工法(構造)(1)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 V-7 (幸町北6号館 621講義室)

座長:田所 敏弥(鉄道総合技術研究所)

[V-332] 杭軸方向鋼材に用いたストランドを鋼管柱基部に機械的に固定した接合構造の曲げ載荷試験

*鈴木 健一1、岩本 拓也2、山野辺 慎一2、加藤 精亮1、石橋 誠司1、玉嶋 克彦3 (1. 東日本旅客鉄道、2. 鹿島建設、3. 大成建設)

キーワード:ストランド、場所打ち杭、接合部

ストランド場所打ち杭工法は、場所打ち杭の軸方向筋にPC鋼より線等(以下、ストランド)を適用することで、その可撓性により低空頭・狭隘な箇所での鉄筋かご建込みの施工性を改善させる技術である。1柱1杭形式の構造において、鋼管柱と杭の接合構造を合理化させる構造として、場所打ち杭の軸方向筋に用いるストランドを柱基部に機械的に定着させる構造を提案している。本構造を模した試験体の正負交番載荷試験を行い、曲げ性能の確認を行った結果、ストランドの降伏強度を引張強度の84%として評価することで、降伏耐力を概ね精度よく評価できた。

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