Japan Society of Civil Engineers 2019 Annual Meeting

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第V部門

維持・管理 (1)

Thu. Sep 5, 2019 10:25 AM - 11:55 AM V-1 (幸町北4号館 433講義室)

座長:小池賢太郎(鹿児島大学)

[V-362] Effect of generated stress in rebar on structural performance of concrete structures

*小田切 勝也1、岩波 光保1 (1. 東京工業大学)

Keywords:Rebar, Concrete, Generated stress, Structural performance, Shear capacity, Maintenance

本研究では,鉄筋の腐食やコンクリートの膨張などによって鉄筋に作用する鉄筋作用応力が部材のせん断耐荷力に及ぼす影響を検討した.コンクリートの膨張力が鉄筋に対して内力となる内力型試験体と外力となる外力型試験体の2種類の試験体シリーズで静的載荷試験を行った結果,内力型試験体では,コンクリートの膨張によって鉄筋に応力が作用した一方で,コンクリートは鉄筋から反作用として拘束を受けたことでせん断耐荷力は低下しなかった.一方,外力型試験体では,鉄筋もコンクリートも外力を等しく受けたため,せん断耐荷力は低下した.したがって,外力による鉄筋作用応力は,残存構造性能を評価する指標の一つになり得るものと考えられる.

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