令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

製造・施工/温度応力

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 V-1 (幸町北4号館 433講義室)

座長:梁 俊(大成建設)

[V-377] 再振動締固めの実施方法が塩害劣化に対する抵抗性への影響

*佐藤 悠士朗1、深見 桜1、櫨原 弘貴1、添田 政司1、村上 哲1 (1. 福岡大学)

キーワード:再振動、締固め、N式貫入深さ試験、塩化物イオン

施工段階でコンクリートの耐久性を向上させる方法の一つに再振動締固め法がある.しかし,明確な再振動の実施時期に関する情報は極めて少なく,現場では,経験と感覚に基づいた締固め作業が実施されている.そこで本研究は,再振動の実施時期の違いが異なる供試体を作製し,840日に渡る長期的な塩水浸透試験を行った.表層透気係数,塩化物イオン浸透性および分極抵抗の測定を行い,再振動の実施時期の違いが塩害劣化に対する抵抗性に与える影響について検討を行った.その結果,再振動は,塩化物イオンの浸透および鉄筋の腐食の進展を抑制することができ,コンクリート品質を向上させる効果的な施工方法の一つである.

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