令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

耐久性一般 (1)

2019年9月5日(木) 08:40 〜 10:10 V-4 (幸町北5号館 524講義室)

座長:三浦 泰人(名古屋大学)

[V-463] エトリンガイトの遅延生成(DEF)に対する表面処理工法の効果

*山崎 由紀1、上原 元樹1、鶴田 孝司1 (1. 公益財団法人鉄道総合技術研究所)

キーワード:エトリンガイトの遅延生成、表面含浸工法、表面被覆工法、補修、硫酸塩、膨張

表面処理工法によるDEF膨張の抑制効果を検討するために、硫酸カリウムを添加し、最高温度85℃の温度履歴を与えたモルタル供試体を作製し、各種表面処理材(けい酸塩系表面含浸材,シラン系表面含浸材、樹脂系表面被覆材)を施工して、水中浸漬における膨張率を測定した。DEF膨張に対する予防保全・事後保全を考慮し、DEFによる膨張前・膨張後のそれぞれで表面処理材を施工した。その結果、膨張前に表面処理材を施工した供試体では、無施工に比べてDEF膨張が抑制され、水分の浸透抑制効果が高い表面処理材でDEF膨張の抑制効果が高かった。また、膨張後に表面処理材を施工した供試体でも、施工後のDEF膨張が抑制された。

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