[V-49] 目地部での水平ずれ抑制を目的とした鋼板の補強効果に関する確認実験
キーワード:水平目地、ロッキング、耐震補強、補強鋼板
鉄道構造物には無筋・組積橋脚が残存している。無筋・組積橋脚に対し耐震補強を行う場合,全周を鉄筋コンクリートまたは鋼板等で巻立てる方法が基本である。しかし,周辺環境等から巻立てが困難な箇所があるため,そこで,大幅な断面拡幅をせずに,橋脚基部をロッキング変形させ,併せて橋脚が転倒しないよう制限することで,橋りょう全体で落橋防止を図ることを検討した。本稿では,水平目地を設けたコンクリート供試体を用いて,目地をまたぐように補強用の鋼板を設置し交番載荷試験を行った。その結果,鋼板により水平ずれが抑制されることが確認できた。
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