令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

短繊維補強コンクリート(構造)(2)/耐震

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 V-2 (幸町北5号館 522講義室)

座長:滝本 和志

[V-62] 鋼繊維補強PFCを用いたRCはりのせん断特性に及ぼすせん断スパンの影響

*若山 大幹1、柳田 龍平1、大窪 一正1、河野 克哉2、二羽 淳一郎1 (1. 東京工業大学 、2. 太平洋セメント)

キーワード:鋼繊維補強PFC、せん断スパン比、せん断破壊、せん断特性

鋼繊維補強無孔性コンクリートは非常に高い圧縮強度を持つ。しかし材料特性に関する研究は多くされているが、構造特性に関する研究は少ないため、まだ構造部材の適用には至っていない。そこで鋼繊維補強無孔性コンクリートを用いたRCはり(以下、PFCはり)のせん断特性におけるせん断スパン比の影響を明らかにすることを目的に、せん断スパン比の異なるPFCはりの曲げ載荷試験を実施した。せん断スパン比が大きくなるにつれて、初期剛性、曲げひび割れ発生荷重および斜めひび割れ発生荷重が低下し、斜めひび割れの分散性が向上した。さらに同じ破壊形態を示した試験体では、せん断スパン比が大きくなるにつれて、最大荷重が減少した。

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