[V-63] T形柱梁接合部におけるRC柱部材の変形性能に関する実験的検討
キーワード:RCラーメン高架橋、T形柱梁接合部、変形性能
鉄道RCラーメン高架橋の柱梁接合部は,配筋の仕様に従うことで具体的な照査は省略されている.しかし,鉄筋の高強度化等に伴う断面の縮小に起因して,接合部が相対的な弱点箇所となる可能性があり,照査できる体系の構築が望まれる.そこで,本研究では,T形柱梁接合部を対象に正負交番載荷試験を実施し,接合部の損傷と柱部材の変形性能の関係について検討した.その結果,軸方向鉄筋にSD490を用いた場合でも,接合部に斜めひび割れは発生するものの損傷の程度は軽微であること,鉛直部材の変形性能は計算値程度となり接合部の損傷が鉛直部材の変形性能に及ぼす影響が小さいことがわかった.
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