[VI-106] 覆工コンクリートにおけるひび割れ誘発目地の効果的な形成方法と形成した目地の品質
キーワード:覆工コンクリート、ロングスパンセントル、ひび割れ誘発目地、急速施工、実大実験
山岳トンネル工事において急速施工を実現するため,通常よりも長尺なロングスパンセントル(18~21m)を適用する覆工コンクリート施工法の開発に取り組んだ.本工法では,1施工スパン長が通常よりも長いため,温度変化と乾燥収縮による不特定箇所でのひび割れ発生リスクが増加する.その対策として,スパン中央に目地を形成し,特定箇所にひび割れを誘発する.ここでは,ロングスパンセントルでの施工を想定した実大規模での実験から,考案した目地形成方法により,目地板の引抜きが簡便に行え,施工性に大きな問題がないこと,コンクリートの品質に悪影響を及ぼすことなく,打設後の早期にひび割れ誘発目地を形成できることを確認した.
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