[VI-320] 鋼鉄道橋に施工した耐火塗料の暴露試験体の燃焼試験について
キーワード:耐火塗料、耐火性能、暴露試験、燃焼試験、塗替塗装
東海道新幹線では、鋼橋の火災対策として耐火塗料を塗装している。適用にあたり、火災時における鋼橋の温度上昇を30分間350℃以下に抑制すること、さらにその耐火性能を8年間保持できることを定め、順次施工を行っている。本稿では、7年前に実橋に設置した、暴露試験体を用いて燃焼試験を実施し、耐火性能を保持しているか確認した。結果として、7年間の暴露試験体で、鋼材温度350℃到達時間が42分であり、耐火性能を保持していることから、経年劣化による影響は少ないことが確認された。今後も、暴露試験体による耐火塗料の外観観察や燃焼試験を継続し、最適な塗替え周期とその方法ついても検討を実施していく予定である。
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