[VI-366] 幅20mの橋脚における部分パイプクーリングのひび割れ抑制効果の確認
キーワード:パイプクーリング,温度ひび割れ,三次元FEM温度応力解析,温度計測,事後解析
「国道106号箱石地区道路工事」の新箱石大橋P1橋脚の柱部は,幅20m,厚さ3mの延長の長い壁状構造物となっており,部材中央で外部拘束による温度ひび割れの発生が懸念された.そのためひび割れ対策として,“部分パイプクーリング(Localized Pipe Cooling,以下LPクーリング)”を適用した.その結果,最高温度が20℃以上低下し,最小ひび割れ指数が0.34~0.46改善できたことを確認した.また,最小ひび割れ指数は1.00であったが,全リフト打設から2か月が経過した時点で,外部拘束に起因する温度ひび割れの発生は確認されなかった.
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