令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル (12)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 VI-12 (幸町総合教育棟 第31大講義室)

座長:嶋本 敬介(鉄道総合技術研究所)

[VI-459] 差し角自動制御システムの適用による爆破掘削時の余掘り量低減効果

*荒井 匠1、大川 了2、山邉 恵太2、垣見 康介1、大坪 宏行1、福田 毅1 (1. 清水建設、2. 中日本高速道路)

キーワード:差し角自動制御システム、発破パターン、コンピュータジャンボ、3D スキャナ、切羽安全指標

爆破掘削における生産性の向上は、設計断面を満足したうえで、できる限り余掘りの小さい断面を正確に形成することである。これによって、発生ずり量が低減し、ずり出し時間、コンクリート吹付け時間が短縮されるばかりでなく、掘削面が平滑になり、地山のゆるみを抑制にも効果があると考えられる。
高取山トンネル西工事では、余掘り量に最も影響を与える最外周孔の差し角に着目し、削孔管理フロー(①発破パターン作成→②爆破→③掘削面形状測定(こそく後)→④余掘り量の算出→⑤余掘り量に応じた最外周孔の差し角変更→①へ)に従って最適な爆破掘削の実現を試みた。
結果として、余掘り量の低減,掘削面の平滑化に有効であることを確認した。

講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。

パスワード