令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル (13)

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 VI-12 (幸町総合教育棟 第31大講義室)

座長:石田 滋樹(中電技術コンサルタント)

[VI-466] 複数手法を組み合わせた切羽前方探査システム

*吉河 秀郎1、青野 泰久1、淡路 動太1、西 琢郎1 (1. 清水建設)

キーワード:高速掘進、切羽前方探査、ブレーカ探査、地質リスク、弾性波、反射面

山岳トンネルの高速掘進・安全確保のためには切羽前方の地質リスク予測・評価が鍵である.本論では,著者らが開発してきた油圧ブレーカによる打撃振動を用いた切羽前方探査(ブレーカ探査)と,従来のTSPの組合せによる弾性波探査システム構築に向けた取り組みを述べる.ブレーカ探査による反射面の位置と,切羽観察や先進ボーリングによる破砕帯等の弱層出現・顕著な岩相境界の位置との整合性は大まかにはとれているが,反射面の地質リスクに対する重要度をランクづける方法の確立が課題である.ブレーカ探査と,Vp急変領域の予測が可能なTSPの使い分けは,其々の長所短所,探査結果と実際の地質リスクの関係評価を踏まえ検討している.

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