シールドトンネル (7)

[VI-804] しらすに関するシールド添加材の基礎的研究（その２）

*大前 慶恵¹、松原 健太¹、山田 祐樹¹、三浦 俊彦¹ (1. 大林組)

キーワード：泥土圧シールド、しらす、添加材、切羽安定、塑性流動性

「しらす」は,水が加わると含水比が大きくなり,流動性が増加すると考えられる.泥土圧シールドで掘進する場合,掘削土砂の流動性が大きすぎると噴発の原因となり,切羽の安定が難しくなる.しらすの塑性流動化に適した添加材を検証するにあたり,標準的な添加材による流動性確認試験を行った.その結果、しらすは飽和度の変化に伴う土砂性状の変化が大きく,塑性流動化させることが難しいこと、また改質材を用いても掘削土砂の性状をコーン指数200kN/m²以上にすることが難しいことが分かった.泥土圧シールドでしらすを掘削するには、今後掘削土砂の飽和度の低下、添加材の検討、改質材の検討が必要である。