[VI-876] Functional confirmation of railway river bridge piers damaged by torrential rain in West Japan
Keywords:bridge pier tilt, residual bearing capacity, percussion test
2018年西日本豪雨災害により、当社の多くの土木構造物が甚大な被害を受けた。このうち、河川の増水と流下物の影響により橋脚が下流側に傾斜した箇所では、レール高さ位置での水平変位量が160mmと大きく、列車の走行が困難な状態となった。安全を最優先としたうえで、公共交通機関として被災地の方々のご不便を早期に解消すべく、現場での目視点検と調査、および当時の橋脚への作用力の算定による橋脚傾斜の原因推定と、既往の文献を参考に試験列車による動的挙動の確認を前提とした衝撃振動試験による基礎の支持力評価および応急工事により、被災から約50日後に運転再開することができた。本稿ではこれらの経過について報告する。
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