軌道保守 (10)

[VI-910] Accuracy Improvement of Track Irregularity Growth Prediction Model by Outlier Judgment Method

*須藤 雅人¹、大島 崇史²、三和 雅史¹、田中 博文¹、山本 修平² (1. 鉄道総合技術研究所、2. 東日本旅客鉄道)

Keywords:monitaring on commerical trains, high-frequency measured data, track irregularity, track irregularity growth, outlier judgment method, condition based maintenance

傾向値算定プログラムは，高頻度に取得された軌道変位の履歴データに基づいて，任意の地点の将来の軌道変位推移を予測するプログラムである．本プログラムは，履歴データより軌道変位進みの確率分布を作成し，新たな検測データが取得される度に，この分布をベイズの手法によって逐次更新することで，傾向の変化への追従性の高い予測を行う．しかしながら，稀に履歴データにノイズ等による外れ値が含まれると，軌道変位進みの分布を適切に更新できず，軌道変位推移の予測精度が低下する．そこで，従来の傾向値算定プログラムで用いられていた異常値判定法を改良し，判定精度を向上した.