令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守 (11)

2019年9月5日(木) 16:10 〜 17:40 VI-4 (幸町北8号館 822講義室)

座長:川﨑恭平(鉄道総合技術研究所)

[VI-912] 長波長復元波形を活用した乗り心地管理の取り組み

*木村 瞭太1、北田 悟1、小久保 将寿1、礒田 聡史1 (1. 東海旅客鉄道株式会社)

キーワード:長波長復元波形、左右加速度、乗り心地

当社の在来線では、乗り心地管理指標として軌道試験車にて測定した列車動揺値及び乗り心地レベルを使用しているが、これらの指標と車上で感じる乗り心地(体感)が必ずしも一致しないことがあり、計画的な乗り心地改善ができているとは言い難い。そこで、計画的に体感で乗り心地が悪い箇所を整備するため、長波長帯域まで復元した波形(長波長復元波形)を活用した乗り心地管理に取り組んだ。計画的に体感が悪い箇所を整備するためには、施工対象箇所に優先順位をつける必要がある。本研究では現業区で日々活用しているデータから決定することを前提に、長波長復元波形のピーク値と変化率に着目し、長波長軌道整備の投入基準を策定した。

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