令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

港湾・海洋・河川

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 VI-6 (幸町総合教育棟 多目的室1)

座長:野田和久(大林組)

[VI-980] ガンサイザーⓇによる、津波被害を受けた防波堤の解体工法

*村田 健司1、米澤 新1、鹿住 孝1 (1. 日本工機株式会社)

キーワード:蒸気圧破砕薬剤、発破工法、解体工法、港湾復興工事

今年のテーマである”自然災害に挑戦する工法”の一つとして、東日本大震災の津波被害を受けた防波堤の迅速解体工法について報告します。 津波により倒壊したり、傾いたりした防波堤は、その重量からも元に戻すような工法はなかなかとれません。 港湾や海岸沿いの迅速な復旧のためには、これらを撤去しての再構築が必要です。 工事期間中と言えども地元の漁業は継続しており、潜水士への影響があったり、魚が逃げる恐れのある水中爆破解体は実施しにくいという制限もあります。 そこで、本質的に衝撃波を水中へ伝搬しない蒸気圧破砕剤「ガンサイザーⓇ」を用いて、防波堤をクレーン船による撤去が可能なサイズまで現場解体した工事例を報告します。

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