GPS・リモートセンシング

[VI-991] 山間部建設現場における衛星測位シミュレーション（その２）
－簡易かつ高精度なシミュレーションによる予測－

*江森 洋都¹、古川 玲¹、吉敷 由起子¹、工藤 新一²、工藤 敏邦²、河野 浩之² (1. 構造計画研究所、2. 前田建設工業)

キーワード：衛星測位、GNSS、RTK-GNSS、高精度測位、情報化施工、建設現場

情報化施工の導入が進む建設現場では，MC/MGに対応した建機が導入され，TSやGNSSによる位置情報が利用されている．GNSSは利用の容易さから，ますますの活用が見込まれるが，山間部などの上空が開けていない場所では，精度の悪化などが発生することがあり，施工時の自動制御に影響を与える．
筆者らは山間部の建設現場において高精度測位の精度をシミュレーション結果から予測する検討を行っており，本稿では現場運用を考慮した簡易かつ高精度な予測方法について検討した．高精度なシミュレーションに対し，現場の状況に合わせたパラメータ設定をすることで，簡易なシミュレーションでも高精度な結果を得られることを確認した．