[VII-10] エストロゲン類を含めた河川水質調査および生態系への影響
キーワード:内分泌攪乱物質、水質調査、生態学的リスク評価
本研究の目的は、埼玉県を流れるK川にてエストロゲン類(E2、EE2)及び他の一般水質項目の水質調査を行い、その結果からK川におけるエストロゲン類による生態系へのリスクを検討することである。調査で得られた測定環境濃度を文献調査で得られた予測環境無影響濃度で除した値をリスク値とし、検討を行った。その結果、E2においてはほぼ全ての流域でリスク値が1を上回り、生態系への悪影響が及んでいる可能性があることが判明した。この調査結果を基に、他の河川にも適用可能なエストロゲン濃度の予測シミュレーションを構築し、流域毎のリスク値を一目でわかるようにすれば、的確な発生源対策を提案できるようになると考えている。
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