令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

振動

2019年9月5日(木) 16:10 〜 17:40 VII-1 (幸町総合教育棟 多目的室6)

座長:佐野 雄紀(鹿島建設)

[VII-122] 地下ダム作業床造成時の振動測定から得られた琉球石灰岩の振動特性

*角 翼1、松本 拓眞1、前田 啓太1、青柳 貢司1、石原 正一2、馬場 和孝2 (1. 前田建設工業㈱九州支店、2. 内閣府宮古伊良部農業水利事業所)

キーワード:地下ダム、琉球石灰岩、振動特性

仲原鍾乳洞に近接し造成工事を行うため、施工工程で振動が最も大きい作業床造成時の岩掘削の振動による洞内の崩壊やつらら石の損傷が起きないように配慮する必要がある。鍾乳洞保全のために、掘削機械は標準施工であるブレーカ掘削やリッパ掘削に比べて低振動である油圧式切削機(+防振マット敷設)を採用し、施工中は洞内の振動を自動測定して変状を監視しながら掘削作業を行い、琉球石灰岩の振動特性を検証した。試験施工時の振動測定データ並びに本施工1ヶ月間の振動測定データから逆算した内部距離減数は琉球石灰岩が固結地盤でありながらポーラスな地質のために未固結地盤に近い値になったと考えられる。

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