令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

放射性廃棄物 (2)

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 VII-2 (幸町南6号館 第1講義室)

座長:渡邊 保貴(電力中央研究所)

[VII-137] ベントナイトペレットによるPEM隙間充填技術の実規模実証試験

*森 拓雄1、丹生屋 純夫1、小林 正人2、西村 政展2、中山 雅3 (1. 株式会社大林組、2. 公益財団法人原子力環境整備促進・資金管理センター、3. 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構)

キーワード:放射性廃棄物処分、ベントナイト、人工バリア、乾燥密度

高レベル放射性廃棄物処分の定置方法で有力な候補の一つであるPEM(廃棄体と緩衝材を一体化する)方式において,PEMの下部と処分坑道の間にできる隙間が水道にならないようする必要がある.高密度ベントナイトペレットを専用のスクリューコンベアで充填する技術を開発し,その技術の成立性を確認するため,幌延深地層研究センターの試験坑道(GL-350m)において,実規模実証実験を実施した.実物大の模擬PEMと坑道の隙間(110~120mm)にベントナイトペレットを充填した結果,かさ密度は1.38~1.40Mg/m3(乾燥)で目標の1.37Mg/m3以上を満たし,本技術の成立性が実証できた.

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