[VII-16] 電解セルを用いた酸性河川水の中和処理
キーワード:酸性河川水、電解、多孔質電極、電気泳動
日本には酸性河川が多く存在しており,周辺の生態系に影響を及ぼしている.対策として石灰投入法による中和事業が行われているが,近年では中和処理による中和生成物の処理場所の確保が困難なため,石灰投入法に代わる新しい手法が必要とされている.そこで,多孔質電極を用いた電気化学的中和法を提案し,電解中和処理によって酸性河川水の中和が可能であるか検討を行った.本研究では電解中和のメカニズムの解明,多孔質電極の長期安定性などについて,立方体セルを構築して通電実験を行い,詳細に検討した.その結果,多孔質電極の使用することで中和処理が可能になる,濃縮液の引き抜きによって低下した中和効率を改善できることがわかった.
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