バイオレメディエーション (1)

[VII-23] Purification of persistent substances using biodefense reaction of gramineous plants

*笹木 怜¹、榊原 豊¹、豊田 玲音¹ (1. 早稲田大学)

Keywords:Oxidative burst, phytoremediation, chitin, Avena Sativa, plant

水環境中には多種多様な汚染物質が存在し、これらを浄化できる新規技術の研究開発が行われている。また、発展途上国では低コストの浄化法が必要であることから、ファイトレメディエーションは有望である。本研究では、植物のオキシダティブバーストに着目して、ファイトレメディエーションの浄化性能向上について検討した。オキシダティブバーストは病原体等から生体防御のためにOHラジカルなどの酸化力の強い活性酸素を生成する生体防御反応である。本研究ではイネ科のA．Sativaとエリシターとしてキチンオリゴ糖を用いて、OHラジカルの検出および、難分解性のメチルオレンジの浄化実験を行い、浄化効果を確かめることができた。