バイオレメディエーション (2)

[VII-25] エアリフト構造を有するドレーンを用いた油回収技術の検討

*石神 大輔¹、河合 達司¹、大塚 誠治¹、三成 昌也²、小栁 勇也² (1. 鹿島建設株式会社、2. 錦城護謨株式会社)

キーワード：ドレーン、油、回収、吸引、エアリフト

地盤中に漏洩した油は、下部に浸透して地下水面まで達した場合、地下水の上部付近に油層として滞留することが多く、この油層が地下水流動により、河川や海などの公共用水域に油膜を生じさせる場合がある。この対策として、筆者らはプラスチックボード・ドレーンを用いた油回収技術の検討を進めている。本報告では、油の最大揚程と回収効率を向上できると考えられる“エアリフト構造を有するドレーン”を考案し、エアリフト効果を併用しながら水および灯油を負圧吸引する実証試験を行うことでその効果を検証したので報告する。