循環資源・CCS (2)

[VII-89] Influence of Void Condition of Porous Concrete Using Crushed Used Roof Tiles on Thermal Diffusivity

*鈴木 和磨¹、上原 匠¹、亀井 則幸² (1. 名古屋工業大学大学院、2. 一般社団法人瓦チップ研究会)

Keywords:Crushed Used Roof Tiles, Porous Concrete, Void, Thermal Diffusivity

現在，使用済み瓦の大半は埋め立て処分されている．今後も多くの使用済み瓦が排出されると予想されており，使用済み瓦の再資源化が必要とされている．そこで，使用済み瓦をポーラスコンクリートの粗骨材として活用することを目指す．使用済み瓦ポーラスコンクリートの熱挙動の制御を可能とするためにも，使用済み瓦ポーラスコンクリートの熱特性を把握することが必要となる．そこで，本研究では，使用済み瓦ポーラスコンクリートの熱拡散率の把握を目的とした．空隙が水で飽和した状態においては，空隙率と熱拡散率の間に線形関係があり，不飽和状態においては，空隙率に関わらず，熱拡散率はほぼ一定であることが明らかとなった．