令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(構造物の耐震、地震応答解析、強震動予測、地盤振動、地盤液状化、断層変位、災害調査)

地震応答・耐震性能

座長:古川 愛子(京都大学)

[CS10-17] 非石塁構造石垣における補強技術の耐震性評価に関する大型振動台実験

〇橋本 隆雄1、中澤 博志2、池本  敏和3、宮島 昌克3 (1.国士舘大学、2.防災科学技術研究所、3.金沢大学)

キーワード:石垣、補強、実験、補強対策、振動台実験

2016年熊本地震はMj6.5の前震及びMj7.3の本震により熊本県全域に大きな被害をもたらした。特に熊本県のシンボルである熊本城では,石垣全体の30%が崩壊や孕みの被害が生じた。特に,宇土櫓石垣等の大きく孕みを生じた箇所については,現段階で解体後積み直ししか無いため,その補強対策が求められている。筆者らはその対策を考案したが,その効果はまだ明らかとなっていない。そこで,写真-1に示す茨城県つくば市にある国立防災科学技術研究所の大型振動実験施設を用いて2019年8月5日~10月14日の期間で3回の実験を行った。本論文では,非石塁の石垣補強対策の実験結果からその耐震性評価の検証を目的としている。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン