[CS10-29] Damage analysis of telecommunication conduits due to the Kumamoto Earthquake focusing on surface fault.
Keywords:telecommunication conduit, the Kumamoto Earthquake, surface fault, damage rate
2016年熊本地震の特徴の一つとして地表地震断層が多数現れたことが挙げられる.この地震による通信管路の被災率は約0.06で,過去20年間の地震被災としては最大級であり,地表地震断層の影響が考えられる.そこで,産業技術総合研究所による地表地震断層の調査結果と通信管路のデータをGIS上で重ね合わせ,地表地震断層から通信管路までの距離,両者が交差する場合の交角等を算出し,管路の被災率との関係を分析した.その結果,地表地震断層から200mまでは被災率が相対的に高いこと,地表地震断層を横断する場合は被災率が高いこと,交角が45度から90度にかけて被災率が高くなることがわかった.
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