令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 原子力施設に係わる土木技術

斜面安定性

座長:小長井 一男(国際斜面災害研究機構)

[CS11-06] 軟岩を対象とした衝突破砕実験に基づく斜面崩壊の衝撃力解析

〇栃木 均1 (1.電力中央研究所)

キーワード:斜面崩壊、岩塊衝突、衝撃力、衝突実験、個別要素法、数値解析

原子力発電所における周辺斜面の崩壊に対する検討として,防護壁等の岩塊衝撃力を弾性球の理論で解析すると過大となることもあり,より実状に即した評価が望まれる.本研究では,軟岩を対象とした自由落下による衝突破砕実験を実施し,コンクリート面の衝突による岩塊の破砕特性と衝撃力特性を把握した.これらの実験結果に基づき,個別要素法の岩塊粒子が衝突によって2個の小岩塊に破砕するモデルを開発した.同モデルは,岩塊粒子がコンクリート外壁に衝突すると実験結果による衝撃力と変形量の関係に従い破砕時の衝撃力を再現する.本モデルにより斜面崩壊による衝撃力解析を行い,弾性球の理論による衝撃力解析の安全裕度を把握した.

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