令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 原子力施設に係わる土木技術

斜面安定性

座長:小長井 一男(国際斜面災害研究機構)

[CS11-08] 分散性を考慮した二層流モデルによる陸上地すべり津波実験の再現解析

〇藤井 直樹1、木村 達人1、松山 昌史2、森 勇人3 (1.東電設計、2.電力中央研究所、3.中部電力)

キーワード:津波、地すべり、平面二次元解析、二層流モデル、分散性

陸上の斜面崩壊もしくは山体崩壊により発生する津波(以下,陸上地すべり津波という)は,断層運動により引き起こされる津波と比べて発生頻度は低いものの,1792年眉山崩壊や2018年スンダ海峡津波など大きな被害を及ぼすことがあり,適切な津波評価手法の確立が求められている.平面二次元解析手法としては,運動学的地すべりモデルや二層流モデル等が提案されているものの,その検証として水位時刻歴波形を実験と直接比較した例は少ない.本研究では,既往の平面水槽を用いた水理模型実験について,分散性を考慮した二層流モデルを用いた再現解析を行い,その適用性を示した.

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