令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] BIM/CIMの活用とこれから

BIM/CIMの活用とこれから(1)

座長:小島 文寛(東急建設株式会社)

[CS14-01] 根古屋川橋第1橋の工場製作時におけるMR(Mixed Reality)の活用

〇畠中 真一1、藤野 大地1、夏堀 渉2、松下 慎治2、青山 貴彦3、四月朔日 勉3 (1.川田工業株式会社、2.関東地方整備局 常総国道事務所、3.川田テクノシステム)

キーワード:MR、複合現実、ホロレンズ、出来形管理、省人化

根古屋川橋第1橋(鋼5径間連続少数鈑桁,橋長181m)の工場製作時において出来形の検証作業を省力化するため、MR技術の実証試験を行った。実証試験では、製作承認図の3DモデルをMR技術により実物大で投影し、実物の鋼桁に重ね合わせて表示させ、周辺を巡回しながら部材の数量や取り付け位置に誤りが無いか検証した。巻き尺を使った従来の検証作業と比較すると、図面や計測器を持たずに1人で作業を進められ、7割以上の省力化が確認されたほか、高所作業を無くすることができ、災害リスクを排除する効果も確認された。また、将来的に導入されるCIMデータを有効に活用する技術としても有効である。

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