令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] BIM/CIMの活用とこれから

BIM/CIMの活用とこれから(1)

座長:小島 文寛(東急建設株式会社)

[CS14-10] 山岳トンネル工事におけるCIMガイドライン(案)に準拠したシステム開発と現場適用

〇宮田 岩往1、徳永 満善1、吉田 光潤2、五十嵐 善一3、宮辻 和宏3 (1.奥村組、2.国土交通省、3.パスコ)

キーワード:山岳トンネル、CIM、MMS、3次元レーザ計測、3次元点群データ、レーザ反射強度

CIM導入ガイドライン(案)に準拠したシステムを開発し,山岳トンネル工事の施工現場で掘削~覆工コンクリート打設までの施工工程をCIMデータで統合化した.トンネル掘削段階では,施工管理データの直接取込みによる見える化と,「A計測データ」の4次元化による切羽進行と変位収束との関係の見える化を実現した.掘削後~覆工コンクリート打設段階では,吹付けコンクリート施工後と覆工コンクリート打設後にMMSによる3次元計測を行い,①掘削時の設計断面確保(当たりチェック),②覆工コンクリート打設量の算定,③支保工・ロックボルトの出来形確認,④覆工コンクリート厚の確認に活用し,施工の効率化と高度化を実現した.

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