土木分野におけるAIの活用(1)

[CS15-02] 現場映像からAIを用いて建設機械を自動検出するシステムの開発（その２）－ 学習データが検出精度に与える影響について －

〇黒台 昌弘¹、早川 健太郎¹、木付 拓磨¹、増田 裕正²、寺原 勲² (1.安藤・間、2.富士ソフト)

キーワード：AI、物体検出、学習データ、映像

現場状況を撮影した映像から，AIを用いて施工管理に必要な情報を抽出する技術の開発が盛んに行われている．そのような状況の中，筆者らは，現場映像からAIを用いて建設機械を自動検出するシステムを開発した．建機検出AIの検出誤差は建機を目視判読した結果と比較して±14%程度であり，このような高精度な検出の実現には，建機検出AIに入力する学習データが重要である．本稿ではラベル数と建機の向きに着目し，学習データが検出誤差に与える影響について検討した．その結果，闇雲に学習データを揃えるのではなく，ある一定のルールを設定して学習データを作成することが検出誤差の低下に効果があることが分かった．