令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 道路橋床版の点検診断と長寿命化技術

道路橋床版の点検診断と長寿命化技術(2)

座長:田中 泰司(金沢工業大学)

[CS8-10] 繰返し荷重が上面をUHPFRCで打換えたRC梁の界面付着性能に及ぼす影響

〇橋本 理1、渡部 孝彦1、渡部 敬史2、石田 征男3 (1.大成建設、2.大成ロテック、3.太平洋セメント)

キーワード:UHPFRC、RC床版、補修、上面打換え、曲げ疲労、付着強度

道路橋RC床版の劣化は,交通荷重の繰返し作用とコンクリートのひび割れ内部に浸透した水の相互作用によって促進されるものと考えられている.このような劣化に対し,本研究では,従来の繊維補強コンクリートより高強度で緻密なUHPFRCを用いてRC床版の上面を打換えあるいは増厚する工法の開発を行ってきた.本稿では,輪荷重の繰り返し作用がUHPFRCと既設RC床版の界面付着性能に及ぼす影響を把握するため,上面をUHPFRCで打換えたRC梁を用いて曲げ疲労試験を行った結果を報告する.その結果,輪荷重に相当する荷重を1000万回受けた後においても,梁の曲げ剛性や界面付着性能の低下が生じないことが明らかになった.

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